穏やかな空気感に満ちたユニークな書店。
堂島「本は人生のおやつです!!」[2022年4月移転]

中之島から渡辺橋を渡り少し北の方に行くと、そこはオフィス街の堂島。とある四つ角にある、いい感じにレトロなビルの2階に上がると、小さな書店があります。店名は「本は人生のおやつです!!」。なんともユニークな名前ですが、名は体を表す(?)で、書店としても実にユニーク。天井まで届く壁の書架をはじめ、店内のあちらこちらに書籍や本にまつわる雑貨が並べられ、本好きにはたまらない空間となっています。

そんな小さな書店で本に囲まれてちょこんと座っているのが、店主である坂上友紀さん。他の書店にはない独特の存在感を愛する熱烈なファンが多く、今や遠くは東京や広島からわざわざやって来るお客さまもあるとか。

「本は人生のおやつです!! 」(以下、略して『本おや』)。その魅力を、坂上さんにお伺いしてみました。

本は人生のおやつです!!

「大学を卒業してから、漆職人を目指したりコピーライターをやったり。でもなかなか長続きしませんでした」。坂上さんに「本おや」を開くまでのことをお聞きすると、そんな言葉が返ってきました。

「20代の後半になって、『一番好きなことを死ぬまで一生懸命やりたい』と思うようになって、一番好きな事って何かと考えた時に、『やっぱり本』と思ったんです」。
やがて正社員を募集していた書店を見つけ応募。採用されたのですが・・・

「この書店では、1冊たりとも自分の意思で本を選べないのです。毎月毎月、売る本や置く場所まで指定されていたんです」と、坂上さんは辛そうに話されます。その店でキャリアを積み、決定権を持つまで我慢しようかと思った坂上さんでしたが、「人間、いつ死ぬかわからないと思って、3カ月で辞めました」。

お店に入ったとたん、山のような書籍が。本好きにはたまらない空間。お店に入ったとたん、山のような書籍が。
本好きにはたまらない空間。

自分の中にある「理想の本屋さん」を求めていた坂上さんが、結局のところ「もう、自分でやるしかないのか・・・」と思い、そのわずか3~4カ月後、ついに自分で書店を始めたのが、今から9年前、2010年のことでした。

ちなみに、店名である「本は人生のおやつです!!」とは?
「27歳の頃から、本って人生の『おやつ』だなと思っていました。人生にとっての主食、つまり一番大事なものは、やはり『人』であって欲しい。でも『おやつ』って美味しいでしょう?(笑)食べると幸せな気持ちになるし、人生を豊かにしてくれますよね。私にとってはそんな存在で、そのまま店名にしてしまいました」(坂上さん)

本に囲まれながら、本について熱く語る、店主の坂上友紀さん。本に囲まれながら、本について熱く語る、店主の坂上友紀さん。

「再販売価格維持制度」という独特の流通システムを持つ書籍は、通常、
取次店と契約する際には、保証金が求められるそうです。
「うちの規模では1千万円ほどかかると言われ、そんなの無理です」(坂上さん)というわけで、「本おや」では、出版社から直接、書籍を買い取る方法にしました。

自分が自信をもって良いと思った本を広めたい、伝えたいと思っていた坂上さんにとって、直取引は全く問題がなかったそうですが、利益率や量的なことで、それだけでは店が成り立ちません。友達は「古本は?」と言ってくれたのですが修行もしていないのに無理だろう、と思っていたのですが・・・。
オープン前に話を聞かせてもらったある古本屋さんが「古本も扱ってみたら?」とおっしゃってくださり「修行しなくても、売ってくださるお客さまと買ってくださるお客さまが満足したらそれでいいんだよ」と言われて踏ん切りがつき、古本も扱うことになったそうです。
現在では古本が7割、新刊が3割ぐらいの比率になっています。

出版社の方に推薦文をいただきPOPをつけたコーナーも出版社の方に推薦文をいただきPOPをつけたコーナーも

出版社から、自分が気に入った本を買い取るのとは異なり、古本はお客さまが売ってくださるもの。だから坂上さんにとっては、思いもかけない書籍、そして人と出会える時でもあります。

「古本の取扱いを始めて、いろんな方と知り合いました。94歳まで古書店を営んでおられた方とか・・・。『買い取ります』と言っているのに、『お金はいらない。本をお金に換えたくない』とか『これはすごく良い本で、たくさんの人に読んでもらって後世に残さないといけない』と言う方とか、『この本を、いろんな人に勧めたい』と定期的に同じ本ばかり売りに来る方とか。本好きって、本当に魅力的な人ばかりですよ」と、坂上さんは古本を扱うことの面白さ、奥深さをしみじみと話していました。

94歳まで古書店を営んでおられた方の「形見」としていただいた、古い本棚。こういった“年季の入った”ものが、「本おや」の空間を、穏やかなものにしています。94歳まで古書店を営んでおられた方の「形見」としていただいた、古い本棚。こういった“年季の入った”ものが、「本おや」の空間を、穏やかなものにしています。

「本おや」では、書籍以外にも、さまざまな雑貨が置いてあります。本がたくさん入るオリジナルトートバッグやブックカバー、本型のブローチなど、ほとんどは本がらみのもの。中でも目を引いたのが、美しい布地で装丁された文庫本。

「ある読書家の方が、ご自分の趣味でやられていたんです。その本の印象で布地を選んで、きれいに装丁されるんですよ」と言いながら、坂上さんは本を手に取りました。それぞれ異なった布地で美しく装丁された文庫本は、まさに世界でひとつだけのもの。たまたま坂上さんが、その方から装丁された本を借り、店で読んでいたところ、お客さまから「それ、売ってるの?」と聞かれたそうです。
そこで作った方に「売ってと言われたよ」と話したところ「じゃぁ、作ろうか?」となったそうです。でもマイルールがあって、同じ本は作らないとか。
「それが一期一会の出会いがあると、お客さまにも好評なんです。中身を見ずに、装丁だけで買われる方もいますね。ジャケ買いですね(笑)」

このオリジナル装丁文庫本のように、「本おや」 に置かれている雑貨は、お客さまの「こんなのが欲しい」「読書の時に、あんなのがあればいいのに」という声から生まれたものがほとんど。根底に流れているのが、店主とお客さま相互が強く持っている『本への愛情』ではないでしょうか。

色とりどりの布地によって装丁された、文庫本。どれひとつとして同じものがありません。装丁だけで、中身を見ずに買う方も。色とりどりの布地によって装丁された、文庫本。どれひとつとして同じものがありません。装丁だけで、中身を見ずに買う方も。
他にも、さまざまな雑貨が、書籍の間を埋めるように置かれています。他にも、さまざまな雑貨が、書籍の間を埋めるように置かれています。

年間200冊前後の本を読むという坂上さんは、「読書カウンセリング」も行なっています。お客さまから、趣味やよく観る番組などを聞きながら、本を選んでお勧めしています。どんな方がカウンセリングを受けているのでしょうか。

「当初は、読書家の人が多かったんです。『自分では選ばないような本を選んで欲しい』って。でも最近は、雑誌などで紹介された影響からか、『今まで本など読んだことがない。何から読めばいいの?』と言って来られる方も多いですね」と、読書をする人が増えていくことに、坂上さんも喜びを感じているようです。

単に書籍を重ねているだけなのですが、全く雑然とした印象はなく、むしろ良質な雰囲気を感じさせてくれます。単に書籍を重ねているだけなのですが、全く雑然とした 印象はなく、むしろ良質な雰囲気を感じさせてくれます。

中之島から堂島は、マスコミや広告代理店などが多く、そのような業界のお客さまもよく来られるとのこと。
「オフィス街のビルの2階なので、ふらりと立ち寄るお客さまは少なくて、わざわざ足を運んでくださる方の方が多い」という坂上さん。

たしかに「本おや」なら、多少、時間がかかっても足を運び、膨大な数の書籍や雑貨をながめながら、たまに坂上さんとお話しをし、じっくり時間をかけてその時の自分に合った本を選ぶのもいいかもしれません。あなたも、お気に入りの一冊を、このお店で見つけてみませんか?

ビルの1階に置かれた看板と、坂上さん。坂上さんのやさしい雰囲気が、そのままお店全体に行き渡っているようです。ビルの1階に置かれた看板と、坂上さん。
坂上さんのやさしい雰囲気が、そのままお店全体に行き渡っているようです。

(2019年2月/※画像はイメージです)
本は人生のおやつです!!
移転後の情報は、https://honoya.tumblr.com/mapをご覧ください。
以下は、移転前の情報です。

住所
大阪府大阪市北区堂島2丁目2−22 堂島永和ビルディング206

TEL
06-6341-5335

営業時間
●火~金 12:00~20:00
●土・祝 11:00~18:00

定休日
日曜日、月曜日

アクセス
○地下鉄四ツ橋線西梅田駅下車 徒歩約5分
○京阪中之島線渡辺橋駅下車 徒歩約7分

こだわりの味を、直接お客さまへ。大阪納豆専門店「納豆BAR 小金庵」

今でこそ、どこのスーパーマーケットでも普通に見かけられるようになった「納豆」。
しかし今から数十年前は、大阪や関西ではあまり食べる習慣もなく、「納豆不毛の地」とも呼ばれていました。

そんな大阪で約50年前に創業し、納豆専門の食品メーカーとして普及に努められてきたのが、小金屋食品株式会社です。創業者の小出金司さんが山形から単身大阪に乗りこみ、試行錯誤の末、関西人にも受け入れられる「大阪納豆」を作り上げたのでした。

そんな小金屋食品が、肥後橋からほど近い西区土佐堀に直営店「納豆BAR 小金庵」をオープンしたのは、今からちょうど2年ほど前のこと。

「大阪で納豆専門店?」という不安もあったそうですが、今やマスコミなどでも度々取りあげられ、すっかり中之島かいわいの名店のひとつとなっています。

大阪納豆専門店「納豆BAR 小金庵」
「お客さまの様子や声が、直接聞けないって、ずっと面白みがないと思っていたのです」、そうオープンの動機を語るのは、創業者の長女で小金屋食品の2代目社長である吉田恵美子さん。代表取締役として会社を率いながら、自ら小金庵の店頭にも立ち接客も行っています。

「ずっと食品卸業者さんを通しての商売だったので、お客さまが全く見えてこないんです。どんな商品をお買い求めなのか、どういう味が好みなのか・・・。それでずっと、“直売”というスタイルを考えていました」

そこで立ち上げられたのが、この「納豆BAR 小金庵」だったのです。

吉田さんの想いとこだわりは、「BAR」という店名にも表れています。
「カクテルをオシャレに選ぶように、自分好みの味わいの納豆を選び お楽しみいただきたいと思い、BARという名称にしました」。

店内は、「納豆専門店」というより高級和菓子店の趣き。店内は、「納豆専門店」というより高級和菓子店の趣き。
そのため、店頭では大粒、小粒、ひきわりの3種の納豆に、青唐辛子味噌、赤しそ、玉ねぎ、キムチなど数種類のトッピングを用意しています※。また、味見ができるテイスティング・サービスも行っています。
このお店ならではの多彩な味が、心ゆくまでいろいろ試せるのも、「納豆BAR 小金庵」ならではの楽しみといえるでしょう。

※トッピングは現在、8種類の具材が用意されており、大粒・小粒・ひきわりの3種の豆と組み合わせた合計24パターンからセレクトできます。なおトッピング具材 のみの販売は行っておりません。またトッピングの具材や種類数は変更する場合が あります。トッピング具材についての詳しい情報は、小金庵のホームページの 「粋シリーズ(味わいで選ぶ)」でご確認ください。
http://710-bar.co.jp/

「お客さまに豆やトッピングをいろいろ試していただく際の会話 の中から、次の商品のヒントを見つけます」とのこと。「お客さまに豆やトッピングをいろいろ試していただく際の会話の中から、次の商品のヒントを見つけます」とのこと。
「納豆BAR 小金庵」で販売している商品はネット直販以外、絶対に他の店で販売しない方針だとか。有名百貨店を中心に「当店に置かせて欲しい」という申し出は、現在も後を絶たないそうです。しかし「百貨店のイベントなどで短期間、販売することはありますが、基本的に直営店(店頭とWEB)での販売のみでやっていきます」ときっぱり。

その大きな理由はやはり、自らが接客し販売することで、お客さまの声を聞き、すぐに反映し商品のブラッシュアップや新商品開発につなげられるからです。

吉田さんによると「お客さまの『こんなのがいいな・・・』というお声をいただいたら、すぐに対応できるのがメーカーならではの強みです。それに少々思い切った商品にも、すぐチャレンジできることが、メーカー直営だからこそのメリット」だとか。

「納豆バター」と「納豆アイス」。このような商品にも チャレンジ。思いついたら、すぐに商品化。「納豆バター」と「納豆アイス」。このような商品にもチャレンジ。
思いついたら、すぐに商品化。
このようなこだわりの納豆を求めて、「小金庵」には東京や広島などから、遠路はるばるやって来られるお客さまも多いそうです。

「他にはない味をお求めなのに加え、材料が全て国産、化学調味料も一切 使わないことの安心感もあり、遠くからもお見えになるのだと思います」。

納豆普及のため、具材毎のレシピも作成。カードとして 販売されています。納豆の写真がすごくキレイ!納豆普及のため、具材毎のレシピも作成。カードとして販売されています。納豆の写真がすごくキレイ!
「納豆BAR 小金庵」を、中之島の一角である土佐堀に構えようとお考えになったのには、何か理由があるのでしょうか?

「父が苦労して、大阪や関西の方のお口に合う納豆を作り、『大阪納豆』という看板を掲げました。そこで直営店を出すとしたら、『大阪』を強くイメージしていただける土地をと、ずっと意識して探していました。その点、この土佐堀は商人の街である船場にも近く、『大阪』を強く意識して いただけると思い選びました」。

さらに続けて、中之島や土佐堀のもうひとつの魅力を挙げられます。

「橋を渡れば歴史のある中之島。美術館や科学館などもあり、お客さまも本物志向を持つ落ち着いた方が多いのです。オフィスと住居がいい具合に混在していて、素晴らしい環境だと思います」。

「大阪にご出張に来られたサラリーマンの方々も、 大阪土産としてご購入くださっています。」とのこと。「大阪にご出張に来られたサラリーマンの方々も、大阪土産としてご購入くださっています。」とのこと。
「大阪」へのこだわりは、お店の立地だけではありません。 食材は、可能な限り、大阪産にこだわっています。
「大阪にないものは、滋賀などできるだけ関西のものを使うようにしています。そのために、業界の仲間と情報交換し、常に新しい、安心できる食材を探すようにしています」。
大阪にこだわった商品のひとつ「なにわら納豆」。昔ながら の製法で作り上げた、濃厚な味わいの逸品で、大阪府より 「大阪産(もん)名品」として認証されました。大阪にこだわった商品のひとつ「なにわら納豆」。昔ながらの製法で作り上げた、濃厚な味わいの逸品で、大阪府より「大阪産(もん)名品」として認証されました。
会社運営に、商品開発に、接客にと超多忙な吉田さん。 お父さまである先代社長のお写真とともに。会社運営に、商品開発に、接客にと超多忙な吉田さん。お父さまである先代社長のお写真とともに。
吉田さん自身、不安の中でのオープンだったという「納豆BAR 小金庵」。しかし、開店から約2年を経て、充分な手ごたえをお感じになっています。

「この2年で、お客さまが新しいお客さまを呼んで来てくださったりと、いい流れができてきたのかなと思います」。

他にはない味わいが、お客さまとの「いい流れ」を作っているのはもちろんですが、環境も考えた紙製パッケージや、美しくデザイン性あふれる包装紙、紙袋など、味以外にも細部にまで目が行き届いたトータルな商品力が、お客さまの心をしっかり捉えているのは間違いありません。

50年以上にわたる小金屋食品の商品力と、卓越した吉田さんのプロデュース力から生まれた、絶品納豆、最後に筆者も、お味見させていただきました。

う~ん、これは普段食べている「納豆」とは全然違いますね。納豆独特の臭みがなく、大豆本来の旨みをしっかりと感じることができました。 また、タレの芳醇な香りが見事に納豆の味を引き立てています。
ちょっとドキドキのトッピングも、それぞれが相乗効果を引き出して、とても美味しかったです。

納豆がここまで美味しいとは! 「納豆BAR 小金庵」のチャレンジは、これからも多くの人々の注目を集めることと思います。

「小金庵」のロゴマークは、「豆」ヘンに、「旨」のツクリで 「なっとう」と読みます。創業者であるお父さまの考案された マークだそうです。「小金庵」のロゴマークは、「豆」ヘンに、「旨」のツクリで「なっとう」と読みます。創業者であるお父さまの考案されたマークだそうです。
(2018年2月/※画像はイメージです)
納豆BAR 小金庵
住所
大阪府大阪市西区土佐堀2丁目3-12-102
TEL
06-6449-3120
営業時間
10:00~19:00/定休日:木曜日(祝日は営業)
アクセス
○地下鉄四ツ橋線肥後橋駅下車 徒歩約10分
※土佐堀1交差点西へ200m(土佐堀通り沿い)
大阪府大阪市西区土佐堀2丁目3-12-102 納豆BAR 小金庵

1日の終わりに上質なひとときを
キャンドルショップ「jouir」(ジュイール)

難波橋北詰そばの交差点にある「jouir(ジュイール)」は、国内では数少ないキャンドル専門店。日本ではごく限られたシーンでしかキャンドルを灯す習慣がありませんが、ヨーロッパやアメリカでは、入浴時や就寝前のリラックスタイム、あるいは来客前のウェルカムキャンドルなど普段の生活の中でキャンドルを使用される方も多いのだとか。その素敵な習慣やキャンドルの魅力を広めたいとの想いから、オーナーの富永さん母娘がjouir(ジュイール)を、オープンされました。
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Jouir
キャンドルやキャンドルグッズだけでなく、フォトフレームや、アクセサリー、小物入れなど細々とした雑貨もたくさん販売されています。アンティークっぽいデザインのものが多く、ヨーロッパの古物商のような雰囲気に、「何か掘り出し物はないかしら」とワクワク♪

今回は、特に気になったキャンドル・ブランドやおすすめの商品をいくつかご紹介します。

IMG_9618s●yankee candle/ヤンキーキャンドル
アメリカでシェアナンバー1の人気のキャンドルです。可愛い見た目のとおり、ポップな香りが楽しめます。小さなサイズのもの1つ130円から販売されているのでいくつか試して気に入った香りがあれば大きいものを買うのもいいですね。
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●VOLSPA/ボルスパ
1999年にアメリカで誕生したブランドで、エレガントな香りが楽しめます。まるでコスメケースのようなラグジュアリーな容器は、携帯するのにも便利。海外セレブにも愛用者が多いそうです。
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●LOCHERBER/ロシェルベール
1972年にイタリアミラノで誕生したブランドです。お国柄が伝わってくるようなシックなデザインと芳香のキャンドルは、ホテルや高級スパでも使用されています。オーナーの富永さん母娘もご自宅で愛用されているそうです。
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スイーツキャンドル

●バレンタインにもおすすめのキャンドル

意外にも 男性のお客様も多いjouir(ジュイール)。近くに弁護士会館があるため、弁護士さんが事務所用にとディフューザーなどのルームフレグランスを買っていかれることも。特に男性におすすめのキャンドルが、「ウッドウィック リザーブコレクション」(¥3,780)。このキャンドルは、ウッドウィックと言われる木製の芯でできているため、火を灯すと、たき火や暖炉のようなパチパチと心地よい音がします。「大人の男性の休日」をイメージした、上質なレザーや煙草、森の中や浜辺などのマスキュリンな香りを炎とともに楽しめます。バレンタインギフトにチョコレートと一緒に贈れば、送り手の気持ちだけでなくセンスの良さも伝わりそう。

甘党男子には、手作りチョコならぬ、「手作りキャンドル」のプレゼントをするのもいいかも。jouir(ジュイール)では、オーナーによる手作りキャンドルスクールを開講しており、「食べるのが勿体ない」ならぬ「火をつけるのが勿体ない」リアルなスイーツ・キャンドルを作ることもできます。

スクールでは、ウェディングで使用するウェルカムキャンドルや、引き出物用のキャンドルはもちろん、普段使いのキャンドルを作られる方も多いのだとか。
最近特に人気があるのが、「ボタニカルキャンドル」。蜜蝋(ビーズワックス)や、大豆が原料のソイワックスなどの自然素材の蝋に、ドライフルーツやドライフラワー、ハーブなどを練り込んで、世界にたった1つのオリジナル・キャンドルを作ることができますよ。(ボタニカルキャンドルは店頭でお買い求めいただくこともできます。)

キャンドルの魅力は、普段の生活に、手軽に上質なひとときを取り入れることができること。入浴時や、就寝前に、キャンドルを灯すと、揺れる炎や仄かな香りが1日の疲れを癒してくれます。店名の“jouir”は、フランス語で“喜び”を意味するそう。ぜひ、みなさんも、jouirで自分に合うキャンドルを探して、ささやかな喜びを体感してくださいね。

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店名
jouir(ジュイール)
住所
大阪市北区西天満1-6-1 1F
TEL
06-6367-5160
大阪市北区西天満1-6-1