川にせり出したテラス席からは、中央公会堂や東洋陶磁美術館など中之島を代表する建築物が見え、なにわ橋の門番である威風堂々としたライオンの像の足元でお茶を楽しむことができます。
オーナーは、谷町4丁目にあるギャラリー「シェルフ」の経営者でもあり、「MOTO COFFEE」で使っているテーブルウェアの多くも、「シェルフ」で取り扱っている作家のもの。 磨かれた審美眼で選ばれた器やカトラリーは、どれもシンプルながら美しく、このお店でいただくものへのこだわりに通ずるものがあります。
店内は、決して広くはありませんが、清潔感と温かみが感じられ、豊富な種類の商品が、可愛らしいオブジェとともに、センスよく並べられています。
看板メニューであるコーヒーは、愛好家の中では名高い「Kajita」(カジタ)から取り寄せた豆を使い、一杯一杯丁寧にハンドドリップでいれてあります。珈琲の美味しさを最大限に引き出せるように、ドリッパーは1つ穴のものを使っているそうです。
さっぱりしてやや酸味のある浅煎りと、コクのある深煎り。ベストな味わいと香りを抽出するべく、じっくりと蒸らされたコーヒーが運ばれてくると、都会の喧騒や、日常の煩わしさからひととき開放されます。 ボリュームのあるマフィンをはじめとする、フード類は、吹田の「ミル・ヴィラージュ」から届いたもの。素朴なやさしい味わいは、コーヒーの味を引き立てます。
決して大きな空間ではないけれど、ゆったりと心地よく過ごすことができるのは、インテリア、食器、メニューなど、そこにあるすべてが調和しているからこそ。「また訪れたい」と思わせる、魅力的なお店です。
【メニューのご紹介】
・アイスコーヒー 500円
・クリームオレンジ(紅茶/ポット) 600円
(※メニューは2012年5月現在のものです)
(※価格は、全て税込です)
・梅とクリームチーズのトーストサンド 300円
・バタートースト 250円
邸宅風サロンでいただくアフタヌーンティー「サロン・ド・テ・ベルナルド」
1863年、磁器の名産地であるフランス・リモージュ地方にて創業された「ベルナルド」は、伝統と豪華さの象徴としてそのブランドを確立し、貴族やブルジョワの美食家達に愛用されてきました。現在も、三ツ星レストランなどで広く愛用されており、リーガロイヤルホテルの新レストラン「オールデイダイニング リモネ」でも、ベルナルドの食器を一部使用しています。同ホテルの地下一階にある「ベルナルド リーガロイヤルショップ」に併設してオープンしたのが「サロン・ド・テ・ベルナルド」です。
ヨーロッパの邸宅をイメージしたという店内は、紫をキーカラーにシックにまとめられており、まさに「サロン」と呼ぶに相応しい優雅な雰囲気を醸し出しています。
お店で使用される食器はもちろんすべてベルナルドのもので、紅茶をオーダーすると、12種類のティーカップの中から好みのデザインのカップをチョイスすることができるというのも嬉しいサービスです。フランスといえば、ティーよりもカフェ・オ・レやコーヒーが愛飲されているという印象がありますが、実は紅茶の歴史も深く、ルイ14世の時代から上流階級の嗜好品として飲まれるようになり、1925年に誕生したフランス随一の紅茶ブランド「ダマン・フレール」も、フォションやマリアージュ・フレールと共に、高い人気を誇っており、こちらのサロンでも採用されています。 お茶の種類も豊富にあり、アールグレイをフランス風にアレンジした「グー・ルース」や 「セイロン」などオーソドックスなものから、パフューム発祥の地らしく、花やフルーツをブレンドした香り高いフレーバーティまで、淹れ方にも徹底的にこだわったさまざまなお茶を楽しむことができます
この日いただいた「ヴェルイサイユの夜」は、白地の器にお茶を注ぐと鮮やかなお茶の色合いが映えると同時に、バラやフルーツの匂いが芳しく香り立ち、口に含むと、お砂糖を入れずとも甘い風味が広がります。しばし優雅な気分を満喫すべく、かつてのフランスの王侯貴族のティータイムに想いを馳せて、ゆっくりと味わいます。
そして、忘れてはならないのがこれらのお茶を引き立てているスイーツやフードの存在。おすすめは、スイーツ・スコーン・サンドウィッチの三段重ねのプレートが出てくるアフタヌーン・ティーセット。スコーンに添えられるクロテッド・クリームは本場・イギリスのものに近い味わいです。サンドウィッチは、イギリス名物のキューカンバー(きゅうり)サンドではなく、ハムやサーモンをはさんだもので、スコーンもバターを多めにしっとりと焼き上げてあったりと、フランス風にリッチにアレンジしてあります。ベルナルドの代表デザインであるグリーンのストライプをあしらったケーキは、オリジナルのピスタチオクリームのケーキ。ティーカップをはじめフロアランプやメニューなどとお揃いのストライプ柄がとってもキュートです。
買い物の合間の休息に、尽きないガールズ・トークに、「サロン・ド・テ・ベルナルド」をぜひご利用ください。極上のデザートとともに「ベルナルド」の世界をお楽しみいただけます。
・ジャルダンブルー :¥1,100
・グールース:¥1,300
・ヴェルサイユの夜:¥1,300
・ポール&ヴァージニー:¥1,300
・4レッドフルーツ:¥1,300
・7パフューム:¥1,300
・メランジュミステリユ:¥1,300
・アニチャイ:¥1,400
・オリエンタル:¥1,300
・ロイヤルミルクティー:\1,500
ほか
・アフタヌーンティーセット:¥3,200
(1日限定10食/ご注文は12:00より)
・ケーキセット:¥1,800
・スコーンセット:¥1,800
・パリジェンヌ:¥1,900
(タルティーヌとスープとドリンクのセット)
・ショコラショー:1,400
・ブレンドコーヒー:¥1,300
・カフェオレ:¥1,400
・アイスコーヒー:¥1,300
・ジュース:¥1,300
(※価格は、全て税金・サービス料を含みます)
北欧雑貨から日本の民芸品まで、温もりあふれるアイテムが集まる店
「dieci」(ディエチ)
RUSKA(ルスカ)のプレート 3,024円
フィンランドの老舗メーカー、アラビア社のビンテージ・アイテム。独特の釉薬により一つひとつ模様が異なります。日本の民藝に通じる素朴な色合いで和食や和菓子との相性も抜群。2Fのカフェでも使用されています。直径約20cm。
薪窯ナポリピッツァが楽しめる一軒家カフェ・レストラン「GARB weeks」
そんな「GARB weeks」で味わえるのは、旬の素材にこだわったイタリアン・メニュー。大阪マルシェや大阪の農家から取り寄せた地元野菜、淡路から直送される鮮魚、群馬ポークや紀ノ川鶏を使用し、淡路島のビーフは素材そのままの味が楽しめるよう薪窯焼きでシンプルに焼き上げています。ピッツァのチーズは製造日翌日に店に届くイタリア産水牛のモッツァレラにこだわり、生地は国産と風味が違うイタリア産小麦粉をブレンド。小麦粉本来の香りや、薪窯焼きならではの薫りと香ばしい焼き上がりを味わえます。
晴れた日はオープンテラスでバーベキューが楽しめるのも「GARB weeks」の楽しみ方の一つ。会社帰りにライトアップされた中央公会堂を眺めながらバーベキューなんて、ちょっと素敵だと思いませんか?
・日替りランチ(スープ+サラダ+日替りメイン+ライスorパン) 850円
・濃厚クレーム キャラメル500円 ・カフェ(コーヒー) 450円
・ドラフトビール 600円
・バーベキューパーティプラン お一人様 3,000円(要予約。4名~)
(冷前菜4種、野菜、お肉セット、魚介セット、パスタ、デザート)
※フリードリンクプランは お一人様 +1,500円
・紀ノ川鶏の砂ずり ブルギニヨンバター焼き 750円
・大阪マルシェのこだわり野菜 ココット蒸し 1,200円
・淡路港直送 本日鮮魚のカルパッチョ 1,200円
・フレッシュトマトのオイルパスタ 950円
・薪窯ピッツァ Romana[ロマーナ]
(トマト・アンチョビ・モッツァレラ・パルミジャーノ) 1,400円
・骨付き仔羊のロースト ニンニクとグリーンマスタード 1,500円
デリシャス&優雅なモーニング「丸福珈琲店 中之島ダイビル店」
~日常の中の非日常。贅沢空間で楽しむ深煎珈琲のモーニング~
そんな丸福のモーニングは、定番のトーストやサンドウィッチ、銅版で焼き上げたホットケーキという昔ながらの喫茶店メニュー。プラス50円でゆでたまごやヨーグルトが追加できるほか、トースト類の単品オーダーも可能です。朝の光が降りそそぐ窓際席で“深煎りの極み”と呼ばれる名物珈琲とともに味わえば、すがすがしい一日を過ごすことができそう。
中之島への店舗オープンにあたっては、商談で利用したり、国立国際美術館の帰りに立ち寄ったりと、界隈の様々なニーズに対応できる店を目指したとか。遠方からの来客と商談に利用すれば、大阪の名物珈琲を飲んできたよと土産話にもなりそうです。また、旧ダイビルの文化的な佇まいを受け継ぎ、同フロアのサトウ花店とフラワーアレンジ教室を開催するなどコラボ企画も着々と進行中。進化する老舗喫茶店に今後も要注目です。
【メニューのご紹介】
・Aセット(トースト) 490円
・Bセット(ハーフサンド) 580円
・Cセット(ハーフホットケーキ) 550円
・Dセット(ハーフトーストサンド) 600円
※全セット 飲み物つき。
ゆでたまご +50円
ヨーグルト +50円
・珈琲(H/C) 490円
・アメリカン珈琲(H/C) 490円
・カフェオレ(H/C) 490円
・紅茶 520円
・ティー・オ・レ 520円
・トースト 180円
・トーストサンド 580円
・チーズトースト 580円
「自家焙煎珈琲 濱田屋」 ~オフィス街のオアシス、こだわりの老舗珈琲店~
1968年にオープンした「自家焙煎珈琲 濱田屋」。店内には東横堀川に面した席や緑を窓越しに見られる席があり、オフィス街にありながらほっと一息つける空間となっています。美味しいコーヒーが飲める店を開きたいと思っていたオーナー濱田さんは、川沿いで緑豊かなこのロケーションに惹かれ、この場所でオープンすることを決めたのだそうです。
「はまだやブレンドコーヒー」は、コロンビアをベースにサントス、キリマンジャロなどを12段階に煎り分けてブレンド。マイルドな口当たりで香ばしさの中にコクがあり、オリジナリティを感じます。
そんなコーヒーのお供にお薦めのスイーツが自家製シュークリーム。密閉度が高い南蛮窯バッケンで丁寧に焼き上げ、ふっくらとした生地が特徴です。カスタード味、コーヒー味の2種類があり、いずれも人気のメニューですが、「あくまでコーヒーを楽しんでもらうためのメニュー」と濱田さんはおっしゃいます。
「お客様に楽しんでいただける空間に」。そんな濱田さんの思いで、時を重ねてきた濱田屋。それが伝わっているからこそ、移り変わりの激しい界隈で40年以上も人々に愛されているのでしょう。
美味しいビールが飲める店「Belgian Beer CAFE Barrel」(ベルジアン・ビア・カフェ・バレル)
世界有数のビール醸造メーカー インベブ社が全世界に展開しているベルジアン・ビア・カフェ。そのアジア1号店となるのが大阪・淀屋橋にある「ベルジアン・ビア・カフェ・バレル」です。
バレルでは、1930~40年代のベルギーのビア・カフェが細部まで再現されたノスタルジックな雰囲気の中で、本場さながらのベルギービールや伝統的な欧州料理を愉しむことができます。
バレルでは、800種もの銘柄があるといわれるベルギービールの中から常時50種以上を取り揃えています。生ビールは、ベルギーで最もポピュラーなビール「ヒュールガーデン・ホワイト」や、ベルギーの伝統的な自然発酵ビールにチェリーを漬け込み、樽で熟成させた「ベルビュー・クリーク」、深い黄金色と独特な味わいが楽しめる「レフブロンド」など、ベルギーから直輸入された5種の中から、日替わりで4種が登場。ベルギー製特注ドラフトタワーからそれぞれに合わせた方法で注がれたビールは、銘柄専用のグラスとコースターでサーブされます。
隣国フランスの食文化に影響を受け、知る人ぞ知る美食の国として言われているベルギー。バレルでは、ベルギービールのみならず、伝統的なベルギー料理も美味しいと評判です。
オススメはベルギー名物、ムール貝のキャセロール蒸し。黒鍋に入ったムール貝と野菜を白ワインやビールなどで蒸し、そのまま鍋ごとテーブルにサーブします。ふたを開けると熱々の湯気が立ち上り、ひとくち含めば、貝のぷりっとした食感と旨味に、頬を緩ませずにはいられません。
付け合わせには、ボリュームたっぷりのフリッツ(ベルギー産フライドポテト)を。カラリと揚げたフリッツに、マヨネーズやマスタードをつけて食べるのがベルギー流です。
・ヒュールガーデン・ホワイト(400ml/850ml)
世界で一番愛されているホワイトビール。麦芽、ホップ、小麦のほかに、コリアンダーやオレンジなどのスパイスを加えて造られる清涼感が特徴。
・ムール貝 キャセロール蒸し白ワイン煮 ほか
・ベルギー産フライドポテト
・白身魚のフライ
・チーズ盛り合わせ
・アルザス風シュークルート
ベルジアン・ビア・カフェ・バレル