中之島センタービルで働く人々の『食』を支える。
​「中之島倶楽部」​

中之島の西端にそびえる「中之島センタービル(略称NCB)」は、ホテルやオフィス、貸し会議室などがテナントとして入っている、この地区を代表する高層ビルディングです。この1階にあるレストランが、『中之島倶楽部』。中之島センタービルで働く多くの人々の『食』を支えている同店の支配人、村田貴史さんにお話を伺ってきました。​
(写真★は、中之島倶楽部さまご提供)

エントランス

中之島センタービル 1階北側にある『中之島倶楽部』。一般客向けの他、朝は隣接するホテルNCBの宿泊客の朝食レストランとなっている。
「毎日、大忙しです(笑)」と村田支配人。
村田支配人

『中之島倶楽部』だけでなく、中之島センタービル 31階にある『うおまん』、地下1階の職域食堂『NAKAMOSdining(ナカモスダイニング)』、そして2階と3階の『NCB会館』のバンケットのマネジメントを行っている村田支配人。​

■2020年10月から『中之島倶楽部』を運営​

『中之島倶楽部』は2020年10月にスタートしたばかりのレストラン。その経緯を村田支配人にお聞きしました。

「私どもは31階にある『うおまん』を、45年前のビル開業当時から運営しておりました。1階のこの場所には別のお店があったのですが、ビルのオーナー企業さまから『次にやりませんか?』とお声がかかったのです」

      -当初から『中之島倶楽部』は洋食中心のレストランとして企画されたのでしょうか?

「当社は、セルフサービスでランチをご提供している地下1階の職域食堂『NAKAMOSdining』と、和食をご提供している『うおまん』を運営しております。『中之島俱楽部』は、その中間と位置付け、洗練された洋食を手ごろな価格で食べていただけるお店にすることで、ちょうど3店で役割分担ができるのではないかと考えました」

      -昨年の10月にオープンして以来、どのような1年だったでしょうか。

「新型コロナの影響でテレワークをしている企業が多く、どれぐらいの方に来ていただけるか、それに対応していくのが大変でした。バンケットも中止になることも多く、そういう点では苦労しましたね。しかし今は毎日たくさんのお客さまにお越しいただき、また気軽にスタッフにお話しいただける常連客さまもできましたし、非常に手ごたえを感じています」

ホール
感染症対策もあり、広々としたホールにゆったりとテーブルが配置されている。12時を過ぎると、すぐに満員になるとか。​
庭園
お店の外には、緑が豊かな庭園が広がる。このような景色を眺めながら、リラックスして料理をいただけるのが、同店の魅力となっている。​春は桜が満開になり、それが目当てのお客さまも多いという。​

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中之島センタービルの1階エントランスに置かれた、『中之島倶楽部』の案内看板。お昼時ともなれば、この看板に導かれるように、お客さまが殺到する。​

■ガッツリメニューとドリンクバーで、お客さまの心をガッチリつかむ​​

      -メニューはハンバーグなどのセットが中心ですが、オープンから変わりましたか?​

「当初は日替わりパスタなどもメニューにございました。しかし想定以上に『ライスもの』を注文されるお客さまが多かったのです。お米をしっかりと召し上がりたいのがお客さまのご希望だと考え、何回かのリニューアルを経て今のような定食中心のメニューになりました。​
ライスとパンが選べるのですが、だいたい8割のお客さまがライスを選ばれます。あとはメイン料理に気まぐれデリカテッセン、スープ、ドリンクバーを付けられることが多いです」

      -ハンバーグやカツレツなど、美味しそうなメニューですが、どれが人気ですか?​​

「一番人気は、『日替わりランチ』ですね。毎日食べていただいても飽きられないように、同じ食材が続かないようにする、あるいは調理法を変えるなど、シェフと一緒に工夫しながらメイン料理を決めております。日替わりランチ以外でしたら、洋食プレート、それにビーフシチューも好評です」

日替わりランチ
大好評の「日替わりランチ」。このボリュームたっぷりなプレートにスープ、サラダとドリンクバーがついて、税込み1,000円というコスパのよさが、人気の秘密。★
てごねハンバーグ
大満足の230g!旨みを閉じ込めたジューシーな​手こねハンバーグは、ランチにピッタリ。★​
洋食プレート
日替わりに続いて人気の「洋食プレート」。ハンバーグ、エビフライ、一口カツという贅沢なプレート。これ以外にもシーフードを使ったメニューも増やす予定。★​
ビーフシチュー
デミグラスソースで、じっくり煮込んだビーフシチュー。とろとろに柔らかいお肉がたまらない。★​

      -これに飲み放題のドリンクバーがついて、税込みで1,000円とは、かなりお得な印象です。​​

「ドリンクだけでなく、ライスもパンもおかわり自由です(笑)。このビルで働く方に、ゆっくりとお昼休みを過ごしていただきたいと思い、ドリンクもおかわり自由にしました。​昼休みが終わってオフィスに戻られる際に、ドリンクを持って帰られるお客さまも多いですよ」

      -ドリンクをオフィスや店外に持ち出しても、いいのですか!?​​​

「結構です。オフィスワーカーのご来店が多いので、食後、自分のデスクに戻られた際に、手元にドリンクがあるとうれしいかな、と思っています」

「お客さまにお喜びいただけるように」という村田支配人の想いが、『中之島俱楽部』のスタイルを創り出したといえるでしょう。​​​

ドリンクバー
店内の窓側に用意された、ドリンクバー。​コーヒー、紅茶、ジュースなど、お好みのドリンクが飲み放題となっている。​

ドリンクバー
「ドリンクをお持ち帰りいただいても、結構ですよ!」といいながら、コップなどの整理をされる村田支配人。
奥にテイクアウト用の紙コップも見える。​

■中之島の中央公会堂の、あの懐かしいオムライスの思い出がよみがえるかも・・・​

      -テイクアウトには、ビーフシチューやカレーもあるようですね。​

「新型コロナの影響で、当初からテイクアウトのメニューも準備していました。外でも食べやすいように、店内メニューとは異なるものをお出ししています。逆に『ビーフシチュー・オムライス』は、あまりにも人気が高かったので、店内メニューに昇格(?)させたほどです(笑)」

ビーフシチュー・オムライスランチ

好評につき、テイクアウト専門メニューから店内メニューに昇格した「ビーフシチュー・オムライスランチ」。オムライスは、あの伝説の・・・。★​

      -オムライスとビーフシチューの組み合わせは、とても魅力的です。​

「以前、大阪市中央公会堂の地下1階に『中之島倶楽部』という、オムライスが有名なお店がありました。あの店は実は当社が運営し、私が店長を務めておりました。このオムライスは、そのオマージュともいえるものです」

      -公会堂のオムライス、それはなつかしい! それ以外におすすめのものはありますか?​

「今、バスク風のチーズケーキをフルーツ付きで550円でお出ししています。和食の料理人が本気で挑んだ中之島スイーツとして、これも大人気です」


      -これから、どんなお店にしていきたいとお考えですか?

「当店は、このビルで働いておられる方の『社食』となっており、お昼時になると一度にお客さまが来られます。そんな状況でお待たせすることなく、美味しい料理をスピーディにご提供できるようにしていきたいと思います。​お客さまにとって、いつまでも『使い勝手のよい』飲食店でありたいですね」

バスクチーズケーキ

外側はこんがり香ばしく、中はしっとりなめらかで、女性だけでなく男性の方にも大好評!​

<取材レポート>

中之島センタービルで3店舗、そしてNCB会館のバンケットを一手にマネジメントされている村田支配人は、まさに中之島センタービルの『食』を支えるキーマンといえるでしょう。長年にわたる飲食業界のプロとしての視点と豊富な経験をもとに、誰もが望むメニューを、これからもずっと提案してくれるはず。​コスパの高い、美味しくてボリュームたっぷりなランチを、みなさんもぜひ、味わってください。

中之島倶楽部​
住所 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島6-2-27 中之島センタービル1F
TEL 06-6448-1536
営業時間 ●ランチ 11:30~14:00​
●ディナー 17:00~22:00(貸切のみ)

※新型コロナの影響により変更の場合があります。詳しくはお店におたずねください。
定休日 土曜・日曜・祝日
アクセス アクセス
〇京阪中之島線 中之島駅下車 徒歩3分​
〇地下鉄千日前線 阿波座駅下車 徒歩7分​
〇地下鉄中央線 阿波座駅下車 徒歩7分
URL http://uoman-group.com/shop/detail.html?shop_id=48