「ケ・モンテベロ」は、「ル・シュクレクール」とともに、2016年5月に新ダイビルにオープンしたパティスリー。吹田・岸部での店舗は、重厚感のある教会のような雰囲気でしたが、現在は総ガラス張りの店内から一面に緑が見え、雰囲気がぐっと明るくなりました。
店内は、「ル・シュクレクール」と繋がっており、「ル・シュクレクール」のパンとともに、ティータイムが楽しめるスタイルとなっています。もちろん、スイーツとお茶だけを楽しまれるお客様も多く訪れます。(お会計は「ル・シュクレクール」とは別会計になります。)
店内には生菓子や焼き菓子、コンフィチュールなど、様々な商品が並んでいますが、季節に合わせて変わるようです。
パティシエの吉田さんは、もともと吹田・岸部の「ケ・モンテベロ」のお客さんの1人でしたが、「ケ・モンテベロ」と「ル・シュクレクール」のオーナーである岩永さんとのご縁で、約3年前から「ケ・モンテベロ」で腕を振るっています。
「ル・シュクレクール」は岸部にもまだ店舗がありますが、「ケ・モンテベロ」は完全移転。「岸部のお店とはまったく異なる開放的な空間に最初は少し落ち着きませんでした。」と、吉田さん。いまは、目の前に緑が広がる創作環境にとても癒されているそうです。
ケーキを2種類いただいてみました。右が『ファントム』、左が『エギスアイム』です。『ファントム』といえば、そう、“怪人”という意味。魅惑的なネーミングのチョコレートのケーキは、いちごや赤すぐりなどのフルーツやタイム(ハーブの一種)など、さまざまな素材が重なり複雑な味わいとなっています。さらにアクセントにピンクペッパーを使用することで、はじけるようなイメージに仕上げられており、シェフの遊び心が感じられます。
『エギスアイム』はフランス・アルザス地方にある、花の街をイメージしたケーキで、タルトの生地に、底にフランボワーズのクリームが敷いてあり、バラの香りのホワイトチョコレートのクリームやスミレの香りのムースなどの味わいが楽しめます。味だけでなく見た目も上品で、特に女性に好まれそうなケーキです。
半生菓子や焼き菓子も充実しています。
『ファーブルトン』は、フランス北西部ブルターニュ地方に古くから伝わるお菓子。プルーンのはいったやさしい甘さと、独特の食感が特徴です。『タルトオランジュ』は、たっぷりとしたオレンジと、アーモンドクリームの組み合わせが楽しめる初夏のケーキです。
『ファーブルトン』は、フランス北西部ブルターニュ地方に古くから伝わるお菓子。プルーンのはいったやさしい甘さと、独特の食感が特徴です。『タルトオランジュ』は、たっぷりとしたオレンジと、アーモンドクリームの組み合わせが楽しめる初夏のケーキです。
これからの季節は、旬のフルーツなどの食材を使って夏場でも美味しくいただけるスイーツを作られるそうですよ。
「お菓子を通じて、お客さんに季節の移り変わりや自然の恵みを伝えたい。」と、吉田さん。
ところで、「ケ・モンテベロ」の店内にはところどころに花が飾ってあります。シンプルな花器に素朴な花を活けたささやかなディスプレイですが、ちょっとした手間で、よりスイーツが美味しく見え、心に潤いをもたらしてくれることに気づかされます。
この週末は、食卓に花を飾って、ゆったりと食事やスイーツを楽しみたい。そんな気持ちになりました。
※・・・メニュー・価格は、2017年6月現在のものです。
店名
quai montebello (ケ・モンテベロ)
住所
530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2-1 新ダイビル1F
TEL
06-6147-7718
大阪市北区堂島浜1丁目2-1 新ダイビル1F