2016年4月19日

まるでトリックアート「森村泰昌:自画像の美術史」

 

国立国際美術館
国立国際美術館

国立国際美術館で開催中の「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」に行ってきました。森村泰昌氏が名画等の人物に扮した写真作品の展覧です。

「ゴッホの部屋を訪れる」
「ゴッホの部屋を訪れる」

「名画の人物に扮する」というインパクトのある作品を30年以上製作されているそうですが、大阪の美術館では初となる大規模個展だそうです。強烈なインパクトを残す森村氏の作品は私も雑誌等で幾度となく見てきましたが、やはり現物の迫力は全然違いました。観ているとどこまでが絵画なのか写真なのか分からなくなってきて、まるでトリックアートのようです。

カラヴァッジョ「マタイとは何者か」

この展覧は写真撮影が可能なのも魅力。来館者はいつも以上に海外の方も多く、森村作品、世界に発信されそうです。#morimura2016