一度食べたら忘れられない、絶品グリルサンドイッチ専門店 「GURFA(グルファ)」

アメリカ・オレゴンのカフェで食べた「グリルチーズサンド」があまりに美味しく、どうしても忘れられなくて、いつか日本でこの味をみんなに味わってもらいたい……そんな熱い想いから生まれた、グリルサンドイッチ専門店「GURFA(グルファ)」。
2020年9月のオープンからわずか2年たらずで地域の人気店になった「GURFA」の、開店までの経緯やグリルサンドイッチへのこだわりを、店主の名村さんにお伺いしました。
店主の名村さん。

グリルサンドイッチに魅せられた、店主の名村さん。なんと本サイト「気になるお店」が2020年に取材させていただいた、「クラフトバーガー 堂島店」​のスタッフだったそうです。


※参考
こだわりぬいた手作りハンバーガーで、大評判!
「クラフトバーガー 堂島店」
https://www.nakanoshima-style.com/shop/6589

■本場アメリカで、グリルサンドイッチの美味しさに感動!


      -開店までのきっかけや経緯について、お聞かせください。

「長年、飲食業界で働いており、もともと『いつか自分のお店を』と考えていました。そんな時、アメリカのオレゴンに旅行に行った際、たまたまカフェのグリルサンドイッチを食べて、純粋に『美味しい!』と思いました。本当にその味に感動しました。帰国後、自分なりにアレンジしながら再現できたらいいなと思い、この店を出すことにしました」

      -グリルサンドイッチとは、どんなサンドイッチなのでしょう?

「人やお店によっていろんな考え方があると思うのですが、基本は焼いたパンで挟んだサンドイッチだと思います。
当店の場合は、パンを一度先に焼いて、表面をカリッとさせて、具材を挟んでギュッと押し付けて再度焼いています。高温の鉄板で焼くので、トースターとは一味違いパンの香ばしさがひときわ際立っていると思います」

      -中之島に出店されたのには、何か理由があったのでしょうか。

「場所については、『川に近くて、日当たりが良くて、風通しが良いところ』というこだわりで探していたら、この店にめぐり合いました。初めて見た時は『ちょっとコンパクト過ぎるかも…』と思いましたが、この小ささが自分には合っていると感じましたし『川沿い、日当たり、風通し』の条件もぴったりだったので即決しました」

「GURFA」はカウンター3席に2人掛けの丸テーブル一つというお店ですが、
青い壁に木製のドアと窓枠、至る所に​こだわりとセンスを感じるステキなお店です。開店は2020年9月、コロナ禍のさなかでの​船出でした。

「GURFA」の店内。

「GURFA」の店内。
コンパクトだが心休まる空間。壁面のブルーは、川がお好きな名村さんお気に入りのもの。

■味のポイントは、具材に合わせた自家製フレーバーバター。


      -季節によって、メニューを変えているのでしょうか。

「定番と季節限定の2種類があります。定番メニューは『エスニックオムレツサンド』と『パセリバターのチーズバーガーサンド』。今年の夏の季節限定メニューが『鯖メルトとフレッシュトマトのサンド』と『スパイスキーマカレーのクロックムッシュ』になります」

サンドイッチに塗るバターは、全てオリジナル。名村さんこだわりのハーブやスパイスを練りこんで、中の具材がより美味しくなるように計算されています。サンドイッチごとにバターの味は違うそうです。

「チーズバーガーサンドには、パセリとニンニクとお塩のバター。鯖メルトにはディル、エスニックオムレツにはクミンシードを入れたものを使っています。具材との相性を考えて​バターも試行錯誤しながら作っています。やはりフレーバーバターだと香りがたって味も格別です」

定番の「パセリバターのチーズバーガーサンド」。
定番の「パセリバターのチーズバーガーサンド」。とろけるチーズ、爽やかなトマト、牛肉100%のパテの相性は抜群。パンはライ麦入りの食パンを使用。付け合わせは、ポテトかサラダから好きな方が選べるのもうれしい。
季節メニューの「鯖メルトとフレッシュトマト」。
季節メニューの「鯖メルトとフレッシュトマトのサンド」。こちらは全粒粉入りのパンを使用。具材に合わせてパンを変えている点にもご注目。これも名村さんのこだわりのひとつ。


      -バター以外に大切にされているものは?

「やはりサンドイッチはパンと中身のバランスが重要です。パンは北浜の『まん福ベーカリー』さんで、グリルサンドイッチにちょうどいい厚さにスライスしてもらっています。
他には、たとえば夏限定の『鯖メルトとフレッシュトマトのサンド』では、鯖の水煮缶をいったんほぐしてから焼くことで、水分や生臭さをしっかり飛ばし、食べやすくなるように工夫しています」


      -スイーツメニューもオススメとお聞きしました。

「『レモンバターのフレンチトースト』も人気です。グリルサンドイッチ同様、高温の鉄板で焼き上げて、中はふわふわ、外はカリッとした最高の口触りを楽しんでいただけます。自家製レモンバターが効いた『甘じょっぱい』フレンチトーストは、甘いものが苦手な方でも美味しく召し上がっていただけます。トッピングのドライレモンも私が作っています」


グリルサンドイッチに劣らない人気を誇る「レモンバターのフレンチトースト」。
グリルサンドイッチに劣らない人気を誇る「レモンバターのフレンチトースト」。熱々のフレンチトーストの上にのせた冷たいバニラアイスはまさに絶品。お代わりする人もいるくらいの美味しさ。

調理中の名村さん。
調理中の名村さん。具材のチーズを調理用バーナーで炙る。少し焦げ目が付き、それが味により一層の深みを与えている。


ボリューミーなのに、野菜がたっぷり
ボリューミーなのに、野菜がたっぷりで、いくらでも食べられます。それが女性にも人気の秘訣。

■中之島は、全ての面でバランスの取れた街。


      -「GURFA」をこれから、どんなお店にしていきたいとお考えでしょうか。

「定番を大事にしつつも、季節の味わいも感じていただけるようなグリルサンドイッチをこれからも作り続けていきたいです。
それとナチュラルワインやアルコール類も置いているので、『お酒のアテ』のようなメニューも作って、お仕事の帰りにちょっと一杯できたり、朝ご飯の代わりになるようなメニューを提供したり、使い勝手のいいお店にしていきたいですね」
美術展のフライヤーなどが、センス良く飾られた店内。
美術展のフライヤーなどが、センス良く飾られた店内。中之島の文化的な雰囲気を感じさせてくれる。


      -中之島という場所については、どのように感じますか?

「縁あって、この地にお店を開くことができました。中之島は、大きな企業もたくさんあるけれど、マンションなどの住宅もあります。美術館や博物館などもあって芸術を感じる場所でもあるし、緑豊かな公園で気軽に散歩やランニングする人も多い。本当に全てにおいてバランスの良い場所ですね」


      -お客さまも、いろんな方がいらっしゃるのでしょうか。

「はい、会社員の方もいれば、ご近所にお住まいの方もいらっしゃいます。土日には中之島に遊びに来たカップルや、お友達同士の方も多いです。
ご年配の方から小さなお子さままで、お客さまも様々な方がいらっしゃって​、とても楽しいです。
今はまだ暑いですが、少し気候が良くなるとテイクアウトもよく出ます。川べりや公園などアウトドアで、グリルサンドイッチを味わっていただければと思っています」

店先に立つ名村さん。これからどんなメニューを考案されるのか、ますます楽しみ。

<取材レポート>

取材時、いくつかメニューをいただきました。ボリューム満点で「残ったらテイクアウトして持って帰ってくださいね」と言われていましたが、あまりの美味しさにペロリと食べてしまいました。
確かにボリューミーですが、野菜がたっぷり、絶妙なパンの厚さで、女性でも最後まで美味しくいただけます。次はぜひ、秋限定のメニューをテイクアウトして、川べりで「おしゃピク(おしゃれピクニック)」したいと思いました!

GURFA(グルファ)
住所 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3-1-2 レクシア中之島1F
TEL 06-6476-8662
営業時間 11:00~19:00
定休日 火曜日

※月に1回不定休あり
アクセス 〇京阪中之島線 渡辺橋駅下車 徒歩約4分
〇大阪メトロ四つ橋線 肥後橋駅下車 徒歩約5分
〇京阪中之島線 中之島駅下車 徒歩約8分
ホームページ
(インスタグラム)
https://www.instagram.com/__gurfa.namu/