2018年9月3日

天空のホール? 中之島フェスティバルタワー12階

中之島フェスティバルタワーの12階にある小ぶりのホールをご存じですか? アサコムホール(定員200人)といい、普段は朝日新聞大阪本社の社内施設として見学案内などに使われていますが、時折、コンサートや寄席、講演会などが無料で催され、一般にも開放されます。最近も8月31日夜に人気落語家の桂南光さんらを招いた寄席が開かれ、ホールを埋めた聴衆は巧みな話芸に引き込まれ、笑いに包まれていました。

中之島でホールといえば、何と言っても音楽の殿堂・フェスティバルホールですが、同じ高層ビル内のこのアサコムホールもなかなか魅力的です。最大の特徴は、ホールの客席後部がぐるりガラス張りになっており、水都大阪の景色が一望できること。夜になるとビル群や阪神高速の夜景も映え、まるでホールが天空に浮いているよう。演出の都合でブラインドを下ろすこともありますが、以前、夜景を眺めながら演奏した出演者は「贅沢な経験をさせてもらった」と話していました。

アサコムホールでは10月や12月にも音楽イベントが予定されています。いずれも事前申し込み制ですが、近づくと朝日新聞の紙上やウエブで応募案内が掲載されますので、情報をチェックして一度足を運んでみませんか? 問い合わせは朝日新聞アサコム事務所(06・6201・8700)。