「喫茶パイン」は51年間続く老舗喫茶店。
国立国際美術館やリーガロイヤルホテルなどが周辺にある中之島5丁目のなにわ筋通り沿いにあり、赤色のテント屋根が目に入ります。ガラスの扉を開けると、笑顔の素敵な女性が出迎えてくれますが、実はこの方はオーナーのお姉様。
国立国際美術館やリーガロイヤルホテルなどが周辺にある中之島5丁目のなにわ筋通り沿いにあり、赤色のテント屋根が目に入ります。ガラスの扉を開けると、笑顔の素敵な女性が出迎えてくれますが、実はこの方はオーナーのお姉様。
「喫茶パイン」は家族経営の落ち着いた雰囲気のある喫茶店です。今年4月に元オーナーであるお父様が51年間やってこられたお店を息子さんが引き継がれてリニューアルオープン。現在もお父様とお母様、オーナーがキッチンに入り、家族ぐるみでおいしいお料理を提供しています。
店内には様々なデザインのステンドグラスでできたランプシェードがあるのですが、なんと全てお父様の手作りなんです。叔母様の手作りの刺繍絵や、お母様のお姉様の手作りのお皿など、店内各所にご家族の手作りの品が散りばめられており、懐かしく温かみのある空気感を醸し出しています。
さてお料理の紹介です。
今回は特に人気のメニュー3品を頂きました。
まずは「手ごねあつあつハンバーグステーキ」(850円)。熱い鉄板に乗せられてじゅうじゅう音を立てながら運ばれてくるハンバーグは、170gもお肉を使用したボリューム満点の一品です。一口食べてびっくり。なんとハンバーグの中にレーズンが入っているんです。お肉の旨みとレーズンの甘みが絶妙なバランスで口に広がります。
今回は特に人気のメニュー3品を頂きました。
まずは「手ごねあつあつハンバーグステーキ」(850円)。熱い鉄板に乗せられてじゅうじゅう音を立てながら運ばれてくるハンバーグは、170gもお肉を使用したボリューム満点の一品です。一口食べてびっくり。なんとハンバーグの中にレーズンが入っているんです。お肉の旨みとレーズンの甘みが絶妙なバランスで口に広がります。
次は「親父のメンチカツ」(750円)。
こちらは昔からのレシピで、お父様が調理を担当。決まったお肉屋さんから牛と豚の合挽きの配合も特別につくってもらっているお父様こだわりの一品で、こちらもボリューム満点です。
こちらは昔からのレシピで、お父様が調理を担当。決まったお肉屋さんから牛と豚の合挽きの配合も特別につくってもらっているお父様こだわりの一品で、こちらもボリューム満点です。
食後のデザートには「中之島カステイラ」(450円)。
オーナーがご友人のパティシエに相談して考案した一品。中之島は江戸から大正にかけて西洋化が進み、目覚ましく変化したという、当時の大正ロマンの香りを感じてもらいたいという想いを込め、カステラにしたそうです。普通のカステラとは異なり中にクリームが入っているのがポイントです。
オーナーがご友人のパティシエに相談して考案した一品。中之島は江戸から大正にかけて西洋化が進み、目覚ましく変化したという、当時の大正ロマンの香りを感じてもらいたいという想いを込め、カステラにしたそうです。普通のカステラとは異なり中にクリームが入っているのがポイントです。
オーナーの石西さんにお話を伺いました。もともと、この場所では、おばあ様が「松屋」という食堂を営んでいたそうで、そのお店を継ぐ際にカレーとコーヒーのお店をするということで「パイン(松の英語)」という店名にされたそう。
最近はおしゃれなお店が増えてきており、昔ながらの喫茶店は減る一方。そんな中、「お客さん同士の交流が生まれる温かみのある場所をつくりたい」という想いで、昔ながらのインテリアやメニューでお店を続けていかれているそうです。中之島の変化をずっと身近で見てこられた石西さんだからこそ、「変わらないもの」の大切さを実感しておられるのだと感じました。
目まぐるしく変化するまちの中で見つけた、昔ながらの素敵なものがたくさん詰まったタイムカプセルのようなお店でした。
最近はおしゃれなお店が増えてきており、昔ながらの喫茶店は減る一方。そんな中、「お客さん同士の交流が生まれる温かみのある場所をつくりたい」という想いで、昔ながらのインテリアやメニューでお店を続けていかれているそうです。中之島の変化をずっと身近で見てこられた石西さんだからこそ、「変わらないもの」の大切さを実感しておられるのだと感じました。
目まぐるしく変化するまちの中で見つけた、昔ながらの素敵なものがたくさん詰まったタイムカプセルのようなお店でした。
※メニュー・価格・掲載情報は、2017年8月現在のものです。
住所
大阪市北区中之島5丁目3-100
TEL
06-6445-1424
大阪市北区中之島5-3-100 喫茶パイン