さて、「提灯舗かわい」を西へ。松屋町通りを挟んだ菅原町にある胡麻屋さん「和田萬商店」をたずねました。
菅原町といえば、かつて天満青物市場の並びに乾物屋さんが軒を連ね、全国各地から買い物客が訪れていたそうですが、1931年に大阪中央卸売市場ができてからというもの、その殆どが移転し、現在はポツリポツリと十軒ほどの乾物屋さんが残るのみとなってしまいました。
和田萬商店は明治16年創業の老舗の乾物屋さんで、胡麻専門店になったのは50年ほど前。伝統という名のブランドに甘んじることなく、早々にネットショップを立ち上げたり、新商品の開発を
行ったりと、経営者と従業員のみなさんが一丸となってアグレッシブに活動されています。
また、新しい取り組みだけでなく、古くからあるものも大事に残したい、と現在の店舗に隣接する古い蔵を新店舗に改造中です。オープンが楽しみですね。
この日お話しさせていただいた社長のご子息、和田専務は「何故大阪の町が栄えてきたのか、考えたい。“天下の台所”と呼ばれた時代の大阪の活気を取り戻せたらいいですよね」と、自分のお店だけでなく、地域全体の発展をも視野に入れておられるところがなんとも頼もしく感じられました。 |